三重県知事鈴木英敬による新型コロナウイルス感染症最新情報5月8日

2020 5/08

7日、①県職員や教育関係者有志による募金、②県民の皆様、県外の三重県ご出身の方々、企業・団体の皆様の中で、可能な方で結構ですのでご協力をお願いする募金、③私自身の6月のボーナス全額カット、以上3点について公表しました。医療従事者の方々や、様々な事情を抱えながら感染症への大きな不安にさいなまれている子ども・高齢者・障がい者等の方々、さらには、これらの方々を献身的に支えている社会福祉施設の方々を応援することを目的としています。

三重県職員労働組合の鳥羽委員長と三重県教職員組合の山門委員長が、それぞれ、稲垣副知事及び木平教育長を訪問され、今回の新型コロナウイルス感染症により影響を受けておられるこれらの方々に対し、少しでも力になり、また、寄り添うため、職員による募金を提案したいとのお話をいただきました。

職員は、病院、保健所、福祉施設をはじめ、オール県庁で、県民の皆様のために、一生懸命頑張ってくれていますが、そういう状況にあっても、職員がみんなで議論し、このような提案をしてくれたことを私としては大変うれしく思いましたし、私自身としても、感染症の影響が大きくなっていく中で、以前から、上記の医療従事者等の方々に感謝と応援の気持ちを伝えたいと話しておりましたので、ともに賛同し、労使協働で取り組んでいくこととしました。

2つ目は皆様にお願いする「新型コロナ克服 みえ支え“愛”募金」へのご協力のお願いです。
これは、本県の医療従事者等を応援したいとの意向を有する県内外の方々に募金をお願いするもので、4月に発表しました「新型コロナウイルス感染症に関する三重県緊急総合対策」の中で検討するとしていたものです。

具体的には、新型コロナウイルス感染症への対応のため、「①医療現場の最前線において、献身されている医療従事者の方々への応援」、もしくは、「②放課後児童クラブ等で献身的に子どもたちや利用者を支える方々、また様々な事情を抱える子ども・学生への応援」のいずれかを選択して募金いただくものです。
県民の皆様、県外の皆様、企業・団体の皆様におかれましては、もちろん皆様も様々な苦しい状況があると思いますので、くれぐれも無理のない範囲で結構ですので、募金の趣旨にご賛同をいただき、格別のご高配を賜りますようお願い申し上げます。

いずれの募金も、11日から29日まで受け付け、今後実施する新型コロナウイルス感染症対策の事業に充当したいと考えています。

最後に、「私の6月の期末手当全額を減額すること」についてです。
県民の皆様、事業者の皆様には、感染防止対策の徹底や休業要請等にご協力いただき、ご不便、ご迷惑をおかけしている中で、一人の政治家として、皆様に少しでも寄り添わせていただくことはできないかとの思いがひとつ。
また、今回発表した職員による募金の取組に、私も参加できれば一番良いのですが、公職選挙法上において寄附が禁止されており、それが叶いませんので、私自身については、6月の期末手当全額を減額し、職員や県民の皆様からの募金と同じ事業に、それを充てたいと考えています。条例改正をする必要があるため、5月中に議会へ条例案を提出したいと考えています。

三重県はPCR検査を徹底的に実施し、病床稼働率にも余裕がある状況ですが、感染拡大阻止と社会経済活動の両立を図り、経済を回していくためにも、医療提供体制の充実、そして最前線で頑張っていただいている方の引き続きのご尽力が必要です。皆様のご協力をよろしくお願いします

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