三重県知事鈴木英敬による新型コロナウイルス感染症最新情報9月6日

2020 9/06

5日発表の400~424例目についてです。400例目は鈴鹿市の特別養護老人ホーム伊勢マリンホーム関連のクラスター、401~423例目の23件は鈴鹿厚生病院関連のクラスターで、新規事例は424例目の1件のみです。鈴鹿厚生病院のクラスターは合計34名となり、三重県で発生したクラスターとしては最大規模となり、大変深刻に重く受け止め、危機感を強く持っています。引き続き、国のクラスター対策班とも連携し、今後県内医療機関等における感染防止対策につなげていきたいと考えています。他方、1日あたりの発表件数が2日続けて2桁を超えていますが、2日間合計36件のうち、35件が2つのクラスターに関するもので、限られた施設や病棟内での感染となっていますので、県全体の感染状況としては、減少傾向にあります。県民の皆様には、引き続き日頃からの基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。特別養護老人ホーム伊勢マリンホームについては、検査対象の方の検査は全て実施済みでしたが、健康観察を行っている中で、発熱等の症状があった方に対して改めてPCR検査を行ったところ、新たに1名陽性が確認されたものです。鈴鹿厚生病院については、現時点で病院職員等と入院患者を合わせ、現時点で対象者全員となる119名の検査を行い、陽性34名、陰性85名(未検査はゼロ)となっています。今後、当該病棟及び他の病棟で勤務する職員や入院患者についても、体調等を中止しつつ、引き続き保健所が調査を進め、随時検査を実施するとともに、健康観察を行っていきます。なお、面会は制限されており、入院患者は原則外出できませんので、入院患者から外部への感染拡大の可能性は非常に低いと考えています。424例目の方は、三重大学医学部の学生で、実習前の検査で陽性が確認されたもので、現時点では同大学で発生したクラスターとの関連はないと考えています。個別事例の詳細は下記からご確認いただけます。https://www.pref.mie.lg.jp/YAKUMUS/HP/m0068000066_00014.htm 

特別養護老人ホーム伊勢マリンホーム関連
<400例目>〇90代、男性、鈴鹿市、無職〇症状・経過・8/30検体採取、陰性を確認・9/3発熱37℃台、検体採取・9/4発熱36℃台、陽性判明〇外部との接触はなく、感染拡大のおそれのある行動歴は確認されていません。鈴鹿厚生病院関連

<401例目>〇40代、女性、鈴鹿市、看護師〇症状・経過・9月2日 嗅覚障害・9月3日 検体採取・9月4日 陽性判明〇感染の可能性のある期間は、出勤以外の外出はなく、公共交通機関の利用もありません。〇同居家族3名が濃厚接触者で、検査の結果、すべて陰性でした。

<402例目>〇50代、女性、津市、看護助手〇症状・経過・症状なし・9月3日 検体採取・9月4日 陽性判明〇感染の可能性のある期間は、出勤以外の外出はなく、公共交通機関の利用もありません。

<403~423例目>〇いずれの方々も60代~80代、鈴鹿市、無職です。症状・経過は県HPをご覧ください。〇医療機関に入院されていることから、外部との接触はなく、感染拡大のおそれのある行動歴は確認されていません。

<424例目>〇20代、男性、津市、学生〇症状・経過9月3日 検体採取9月4日 陽性判明。県内の医療機関に入院。<現在の症状>症状なし〇行動歴等・県外訪問歴 なし・県外の方との接触歴 なし・行動歴  9月1日~3日 自宅・公共交通機関の利用 なし・マスクの着用 あり〇接触者調査(9月5日時点)・濃厚接触者 なし・接触者 なし

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