鈴木英敬知事からの新型コロナウイルス感染症又は三重情報10月9日

2020 10/09

気象庁によると、強い台風第14号は、10日朝から昼前に三重県に最も接近する見込みです。県民の皆様におかれましては、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水にも警戒してください。ハザードマップなどにより、土砂災害や河川の氾濫の発生する恐れのある場所等を確認し、危険な場所に近づいたりすることは絶対に避けてください。三重県としましては新型コロナウイルス感染症の発生から、初めての台風接近となります。親戚や知人の家など避難所以外の安全な場所が確保できる場合は、そうした場所に避難することも検討してください。また、マスクや消毒液など感染予防に役立つものや、停電が発生した場合に備え、懐中電灯や携帯電話の充電器などを含め、備蓄・防災グッズを確認してください。今後、気象庁から発表される気象情報や市町から発令される警戒レベルに応じた避難情報などにご注意いただき、速やかに安全な場所に避難するなど、自らの身を守る対策などを取っていただくようお願いをいたします。また、9日(金)に津地方気象台の参加も得て緊急部長会議を開催し、状況を確認するとともに、以下の点について関係部局に指示をいたしました。1 ここまでの大雨で相当地盤の緩んでいる箇所があると考えられますので、台風第14号の接近に伴い、被害発生の可能性もありますので、市町とも連携して、緊張感をもって警戒にあたってください。また、タイムラインに基づいて対策の漏れがないようにするとともに、災害発生時の初動対応に支障が生じないよう、先を見越した対応に努めてください。2 災害対策本部設置後は各部隊とも早めの応急対策をとれるよう万全の配備態勢を整え、スピード感をもって対応してください。3 台風の接近が週末にかかります。各部局は、関係機関との連絡体制を万全にするとともに、最新の台風に関する情報収集を迅速かつ的確に行ったうえで、イベントや行事の開催に関しては、県民の安全の確保を最優先に考えて、中止や延期を念頭に適切な対応を講じてください。4 新型コロナウイルス感染症の恐れがあるため、そのことを念頭に対策を行うこと。特に、避難所における感染症対策について、市町と連携・協力して、取組んでください。災害対策本部も先般、分散型で図上訓練を行いましたが、災害対策本部の運営においても、新型コロナウイルス感染症への対策を念頭にしっかり行ってください。5 県民の皆様への情報提供にあたっては、ホームページ、LINE・ツイッター等も活用し、迅速かつ丁寧に行ってください。6 新型コロナウイルスが発生して、最初の台風対応となりますので、しっかり念頭においた対応をしてほしいと思います。既に尾鷲で200ミリ降っていて、さらに400ミリの雨が想定されるとの気象台からの報告もあり、合計すると600ミリで、相当な降雨となりますから、しっかり緊張感をもって対応してください。

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