1日発表の感染者は先月25日と29日に続いてゼロとなりました。31日で「緊急警戒宣言」を解除したところですが、全体として減少傾向にあるものの、気を緩めることなく、接触者調査の徹底や積極的な検査の実施などを通して、感染拡大の防止に努めていきます。また鈴鹿市の特別養護老人ホーム伊勢マリンホームで発生した県内5事例目のクラスターについて、現時点で特定している検査対象者167名(施設職員等77名、入所者90名)全員の検査結果が判明し、これまで陽性が確認された方を除き、全て陰性を確認しました。引き続き健康観察を行うとともに、施設と連携し感染拡大の防止に努めていきます。(施設職員等)検査対象77人、検査済77人(うち陽性は1件ですでに公表済)(入所者)検査対象90人、検査済90人(うち陽性は11件ですでに公表済)
9月1日、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会に設定された「偏見・差別とプライバシーに関するワーキンググループ」の第1回会議があり、全国知事会の代表として、防災訓練がありましたので、WEBで参加しました。私からは、三重県などであった偏見・差別の実態、三重県をはじめとした自治体の取組などをそれぞれ紹介したうえで、10項目にわたって今後の議論のための課題や論点を提示しました。例えば、特措法では基本的人権の尊重は記載されているものの、感染者等に対する偏見・差別等の視点が記載されていないことや、感染症法において、過去の教訓を今後に生かすことが必要である旨、前文には記載があるものの、具体的な対策を取るための根拠となる条文がないことを指摘しました。また、SNS上の偏見・差別投稿に拡散に対応できるような仕組みや相談体制の充実、被害者に寄り添った支援、啓発・教育、地方自治体における取組を支援する制度の必要性などについて説明いたしました。予定の時刻を超えるほど議論が白熱したこの会議は今後、11月を目途に中間とりまとめを行うべく、頻繁に開催される予定となっています。新型コロナ対策を進めていくうえで大事なテーマの一つですので、首長唯一の委員として、現場の実情をきめ細かく伝えながら、積極的に議論に参画していきます!会議の資料は下記からもご確認いただけます。https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/yusikisyakaigi.html