人の移動が増える年末年始を控える中、GoToトラベルが12月28日から1月11日まで全国一斉に一時停止されることなどを受け、15日、大村愛知県知事や古田岐阜県知事とテレビ会議を開催し、県境を越える移動などについての方針などを確認するとともに、記者会見において県民の皆さんに移動に関する呼びかけをさせていただきました。知事会議では私から、入院患者が特定の病院や地域に集中しないよう県域全体で調整し受け入れていることや、クラスター発生事例が見られる高齢者施設に対する支援(施設間で応援職員を派遣する体制など)、「平日伊勢まいり」キャンペーン(伊勢神宮)や郵送による祈祷(椿大神社)といった年末年始の混雑緩和対策などを紹介し、両知事から参考にしたい旨ご発言がありました。そして、県境を越える移動や帰省などについて共同メッセージを提案し、了承されました。県境を越える移動や帰省などについては、記者会見を通して県民の皆さんに呼びかけた内容と同じ考え方であり、内容は下記のとおりです。(県外への移動について)感染拡大が著しいことからGoToトラベル事業が先行して一時停止となっている地域(東京都、札幌市、名古屋市)と、府民に対して不要不急の外出自粛が要請されている大阪府、には1月11日までの間、不要不急の移動を避けていただきますようお願いいたします。また、上記以外の地域への県をまたいだ移動については、集中的に感染を抑制するために全国でGoToトラベル事業が一時停止される趣旨を踏まえ、12月28日から1月11日までの間、県境を越える不要不急の移動をできる限りお控えいただきますようお願いいたします。加えて、酒類を提供する飲食店の営業時間短縮等が要請されているエリア(茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県、岐阜県、愛知県、広島県、沖縄県、高知県などが指定するエリア)に対しても、飲食店での感染拡大を防止するために時間短縮要請がなされている趣旨に鑑み、不要不急の移動を避けていただくようお願いいたします。(通勤、通学や通院などやむを得ない場合)通勤、通学や通院などやむを得ない事情で、上記の名古屋市や大阪市などへ移動される方もいらっしゃいます。そうした皆様におかれましては、体調管理を徹底するとともに、外出先においては、感染リスクが高まる「5つの場面」に注意し、マスク着用、「密」の回避、ご自宅へ帰られた際には、まず手洗い・手指消毒、室内の換気を行うなど、最大限の警戒感を持って感染防止対策の徹底をお願いいたします。(年末年始の帰省)年末年始の帰省に関しては、大変心苦しいお願いではありますが、まずは人の移動が集中する年末年始の時期をずらせないか検討をお願いします。やむを得ず人の移動が集中する時期に三重県へ帰省される場合は、帰省の2週間前から大人数での会食を避けるなど感染防止対策を徹底いただき、三重県で高齢者や基礎疾患のある方など重症化リスクのある方と会う場合は、家庭内でもマスクを着用するなど感染防止をお願いします。また、体調が悪い場合は帰省を避けていただくようお願いいたします。県民の皆様のご親族で、県外から三重県への帰省を考えておられる方がおみえでしたら、これらの内容を、県外にいらっしゃるご家族に是非お伝えください。本来であれば、たくさんの楽しい思い出をつくれたり、家族の絆を確かめたりできるはずの時期に、このようなお願いをするのは、大変心苦しいですが、県民の皆様お一人お一人が、新年を少しでも穏やかに迎え、新年を少しでも安心して過ごしていけるようにするためにも、ご協力をお願い申し上げます。県としましては、県民の皆様が必要な医療・検査を受けていただけるよう各関係機関とも連携し、体制の構築を進めていきます。県民の皆様、事業者の皆様におかれましても、引き続き感染防止対策の徹底をお願いいたします。また、繰り返しのお願いとなりますが、感染された方、そのご家族、勤務先、医療機関の皆様、外国人住民の方、夏もお盆の時に全国でありました県外から来県された方などに対する誹謗中傷や差別は、決してあってはならないことであり、偏見や差別につながるような行為は絶対に行わないよう強くお願い申し上げます。愛知・岐阜・三重3県知事共同メッセージは下記からご確認いただけます。
https://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000925190.pdf県民の皆さんへの呼びかけ(動画)はこちらからご覧いただけます。