4日、全都道府県を対象に緊急事態宣言が5月末まで延長されました。三重県としても、5月末まで緊急事態措置を延長しますが、具体的な対応については、5日午後の県対策本部で決定します。詳細については改めてご報告します。
延長した場合の措置については、県内における感染状況、特に、三重県のこれまでの感染の9割以上が県外由来であること等に鑑み、県外からの来訪自粛、県外への移動自粛に対する対策は、特に引き続き徹底していく内容となります。
その上で、直近でも10日間連続で新規感染者数がゼロとなっていること、入院率も16%、重症者ゼロ、軽症者施設も確保済みなど医療提供体制も逼迫している状況にないことなども踏まえ、基本的対処方針や総理の会見等に示された「感染予防と社会経済活動の再開の両立」も考慮し、感染予防を徹底した上でという大前提のもと、県民の皆様の県内移動や社会経済活動について、段階的に再開するための緩和も一部行ってまいります。
しかしながら、それにより、「緩み」が出て第2波が起きたり、県民の皆様の不安が生じては決してなりません。そのため、感染拡大が起こった場合に再度措置を強化するための、三重県独自の判断指標とその水準について明示し、県民の皆様と共有しながら警戒も続けたいと思います。
休業要請については、単純なこれまでの措置の延長にはならないと考えています。県外からの人の流れの抑制の徹底、三密回避、他県でのクラスター発生事例などを踏まえ、継続するものと、感染症対策を徹底した上で営業等の再開を容認していくものがあります。詳細は5日午後の対策本部でお示しします。
それに伴う協力金については、現在、検討中ですが、市町と協調して実施してきた制度なので、市町のご意見も聞いた上で最終的に決定します。いずれにしましても、苦境に立つ事業者の皆様への支援について強化してまいります。
学校の再開については、もともと、5月20日に登校日の設定について決定することとしていましたので、高校3年生をはじめとした分散登校含め、検討してまいります。総理が、14日頃に各地域の状況を評価し、宣言地域の解除もありうるとおっしゃっていましたので、その場合には前倒しも検討します。
いずれにしましても、県民の皆様には、感染予防の徹底と新しい生活様式を実践していただきながらのご協力をお願いしますので、ご不便をおかけして大変申し訳ありませんが、今少し、よろしくお願いします。