16日に発表した53例目(20代、女性、大阪府在住、大阪府内の飲食店店員)の方について、濃厚接触者の実家のご家族2名の検査を実施したところ、1名が陽性と判明しました。県内の新規陽性者は延べ55例目となります。<55例目>○60代、女性、名張市在住、会社員(奈良県)○症状・経過7月15日(水)医療機関Aにて検体採取 (検体採取時点は症状なし) 16日(木)検査により陽性を確認 県内の医療機関に入院※現在の症状は、軽症~中等症(発熱(38.3℃)、倦怠感、咳)○行動歴・7月13日(月) 最終勤務(自家用車利用)、帰宅以降は外出なし・7月11日(土)、12日(日)に53例目患者と接触(会話や食事等)をされています。・日頃からマスクを着用されており、仕事中もマスク着用。・13日の帰路で短時間買い物をされましたが、無症状でありマスクを着用されていたことから、53例目の方と接触した時期を考えても、買い物先での感染拡大の可能性は極めて低いと考えられます。○接触者調査・現時点で特定されている接触者は職場の同僚4名であり、濃厚接触者1名、接触者3名で、検査を実施するとともに、健康観察を行います。
16日発表の県内延べ53例目及び54例目の方についてです。53例目の方は発症前に自宅と職場のある大阪府内に滞在されており、54例目の方は職場で東京本社社員との接触や東京、福島への出張、大阪への移動もあることから、いずれも県外由来の可能性が高いとみて、調査を進めているところです。<53例目>○20代、女性、大阪府在住、飲食店店員(大阪府内)○症状・経過7月12日(日) 発熱、倦怠感出現 13日(月) 発熱(39℃台) 14日(火) 発熱継続のため、帰国者・接触者相談センターに相談 医療機関Aを受診、 検体採取 15日(水) 検査により陽性を確認 県内の医療機関に入院※現在の症状は軽症~中等症(倦怠感)○行動歴・6月29日(月)~7月10日(金)大阪府内で行動・11日(土)夜、公共交通機関と自家用車で名張市内の実家に帰省・職場での接客は、基本的にはカウンター越し、マスク着用であったとのことです。・11日の公共交通機関利用時にはマスクを着用されており、隣席に乗客はいなかったとのことです。・帰省後(症状出現以降)は外出をされていません。・日頃からマスクを着用されています。○接触者調査・現時点で特定されている濃厚接触者は、実家のご家族2名で、検査を実施するとともに、健康観察を行います。https://www.pref.mie.lg.jp/YAKUMUS/HP/m0068000071_00096.htm<54例目>○30代、女性、伊勢市在住、会社員○症状・経過7月10日(金) 風邪症状(だるさ、せき、のどの痛み、頭痛) 12日(日) 風邪症状(上記に加え、熱っぽさ) 14日(火) 県コールセンターへ相談(保健所へ紹介) 医療機関Aを受診、検体採取 15日(水) 味覚障害 検査の結果、陽性判明 県内の医療機関に入院調整中※現在の症状は、軽症~中等症(味覚障害、せき)○行動歴・6月25日(木)~7月2日(木) 東京都へ出張・7月 7日(火) 東京本社社員とともに志摩市内で会議等に出席 会議後、名古屋駅まで同行・8日(水)~9日(木) 福島県へ出張・10日(金) 出勤・11日(土) 大阪在住の友人と会食、大阪市内に宿泊・12日(日) 帰宅、以降外出なし・7日の移動については、公共交通機関は利用していません。・6月25日~7月2日の東京出張、8日~9日の福島県への出張及び11日~12日大阪市内への移動については公共交通機関を利用しています。・日頃からマスクを着用されています。○接触者調査・現時点で特定されている濃厚接触者は、職場の関係者2名と友人1名で、検査を実施するとともに、健康観察を行います。https://www.pref.mie.lg.jp/YAKUMUS/HP/m0068000071_00097.htm
東京都などにおいて、新型コロナウイルス感染症が急速に拡大している状況をふまえ、また、連休を来週に控え、週明けから外出を計画される方もお見えになると考えられることから、あらためて県外への移動について注意喚起を行いました。(県内の新規感染者の発生について)新型コロナウイルス感染者の発生について、本県では7月10日に76日ぶりとなる新規感染者の発表をさせていただき、以降この方を含めて県内で8名の感染者が発生しました。三重県では、『三重県指針ver.2』において、モニタリング指標を定め、感染拡大の予兆を察知した場合に対策を講じる判断基準としておりますが、本日発表した新規感染者を含めて直近5日間の状況は、新規感染事例2、新規感染者5、入院患者7となっています。モニタリング指標からも直ちに措置を強化する段階にはありませんが、短期間で新規感染者が発生していることから警戒を強めていく必要があります。(東京都心部等への移動について)また、東京都の新規感染者数は、7月9日から12日の間200人を超え、その後も100人を超える人数で推移しており、16日は286人で過去最多となっています。15日には小池都知事から「感染拡大警報を発すべき状況」との呼びかけがあり、依然として予断を許さない状況にあると考えています。近隣県においても、東京都をはじめ、神奈川県、埼玉県を感染経路とする事例が増えており、本県でも47例目、54例目の感染者の感染経路は東京都に由来すると考えられています。これらのことをふまえ、東京都心部等、感染が急速に拡大している地域への移動については、その必要性や訪問先について、一度立ち止まって、慎重に考えていただきますようお願いします。そのうえで、移動の必要がある場合は、「まめに手洗い・手指消毒」、「密閉、密集、密接といった三つの『密』の回避」、「人との間隔は、できるだけ2m、最低1m空ける」といった『新しい生活様式』による感染防止対策の徹底をお願いします。特に、感染防止対策が不十分な飲食店、クラブ、カラオケ、劇場などへの訪問を控えていただくようお願いします。他県の方におかれましては『三重県指針ver.2』においてお住いの都道府県の移動に関する方針にご留意いただくようお願いしているところですが、東京都にお住いの方におかれましては、昨日都知事が呼びかけたとおり都外への不要不急の外出はお控えいただきますようお願いします。(人権への配慮)また、これまで県は、個人への偏見や差別につながる行為や人権侵害、誹謗中傷等を絶対に行わないようお願いしてきたところですが、大変残念なことに、SNS等において、個人や企業の特定、患者の勤務先や行動先への風評被害が懸念されるような情報が見受けられています。戦うべきは人ではなくウイルスであり、私たちはまさに今、ウイルスという見えない敵と戦っています。さらに「差別」という見えない敵を増やして、地域や大切な人間関係に不安や混乱を増長させても、誰にもなんらプラスになりません。ウイルスとの戦いの収束にもつながりません。直近の感染者にはお子さんや帰国された外国の方も含まれていますが、感染した方やその家族、関係者が地域や職場、学校において不当な差別、偏見、いじめを受けるようなことは、絶対にあってはならないことです。感染は自身や大切な家族にも起こりうることで、決して他人事ではありません。県民の皆様におかれましては、個人や企業への偏見や差別、いじめにつながる行為、人権侵害、誹謗中傷は絶対に行わないでください。県では、感染症への対策を徹底しながら、「“命”と“経済”の両立をめざす『みえモデル』」にもとづき、傷ついた暮らしと経済の再生・活性化に向けて全力で取り組んでまいりますので、皆様には引き続きご協力をお願いします。