三重県知事鈴木英敬による新型コロナウイルス感染症最新情報8月14日

2020 8/14

12日発表の253~262例目と13日発表の263~268例目についてです。新規の方が6件、既に陽性が確認された方との接触者の方が10件。なお、262例目については、津市内の医療機関(クリニック)に勤務され、184例目の濃厚接触者で、同クリニックにおいて合計5名の感染が確認されましたので、クラスターと考えています。感染可能期間に患者の方121名が訪問されていますが、いずれも濃厚接触者にあたらないものの、念のため健康状態の確認とPCR検査希望を聞き取っており、13日時点で95名について調査を終え、うち11名の方がPCR検査を行います。

【12日】254~256例目の方は250例目(40代、女性、四日市市、四日市市教育委員会事務局)の濃厚接触者です。257例目の方は羽田空港検疫で同居家族が陽性が確認されています。259~261例目の方は244例目(20代、男性、鈴鹿市、会社員)の濃厚接触者です。262例目の方は184例目(30代、女性、津市、会社員)の濃厚接触者です。258例目の方は陽性が確認された県外の勤務先に勤めており、そこで感染した可能性があるとみて調査しています。253例目の方については県外の方との接触など幅広く調査を進めています。個別の事例は下記からもご確認いただけます。https://www.pref.mie.lg.jp/YAKUMUS/HP/m0068000066_00012.htm

【13日】263、264例目の方は勤務先(県外)での感染の可能性を含め、調査を進めています。265例目の方は257例目(60代、男性、桑名市、無職)の濃厚接触者です。266例目の方は名古屋市の訪問歴があり、感染経路の特定に向けて調査を進めています。267例目の方は仕事上で県外の方と接触する機会がなかったか、身近な人で県外の感染が確認されているエリアに行った人がいないかなど、さらに幅広く聞き取りを行っています。268例目は249例目(10代、男性、津市、会社員)の濃厚接触者です。個別の事例は以下からもご確認いただけます。https://www.pref.mie.lg.jp/YAKUMUS/HP/m0068000066_00012.htm【以下、個別】

<253例目>○40代、男性、四日市市、会社員(四日市市内)○症状・経過8月 9日  夕食後発熱(37.8℃)、頭痛、全身倦怠感、関節筋肉痛、労作時に呼吸困難出現。8月10日 発熱(37.2℃)、味覚・嗅覚障害出現。市内医療機関Aを受診後、市内医療機関Bにて検体採取。8月11日 解熱。鼻汁・鼻閉、咽頭痛出現。PCR検査の結果、陽性と判明。県内医療機関へ入院。8月12日現在、症状は、味覚・嗅覚障害継続、頭痛、微熱出現。○行動歴7月26日~8月4日 出勤。8月5日 自宅。8月6日 出勤。8月7日 家族の送迎後、買い物(市内)。8月8日 買い物後、墓参(市内)。8月9日 出勤。※日常的にマスクを着用※外出は自家用車を利用。○現時点で特定されている濃厚接触者は、患者の家族4名(市内)、職場関係者2名(市外)です。

<254例目>○40代、男性、四日市市、会社員(四日市市内)○症状・経過7月29日 発熱(38℃)、咳・鼻汁出現。市内医療機関A受診。7月30日 発熱(37.9℃)、7月31日 解熱。症状消失。8月 3日 市内医療機関Aを再度受診。8月10日 市内医療機関Bにて検体採取。8月11日 PCR検査の結果、陽性と判明。8月12日現在、県内医療機関へ入院。症状なし。○行動歴7月16日~7月19日 出勤。7月20日~21日 自宅で過ごす。7月22日~7月26日 出勤。7月27日 家族と外食(市内)。7月28日 出勤。7月29日~8月2日 自宅で過ごす。8月3日~8月7日 出勤。8月9日~8月10日 自宅で過ごす。※日常的にマスクを着用。※通勤、外出は自家用車を利用。○現時点で特定されている濃厚接触者は、患者の家族3名(市内)です。なお、すでにPCR検査は実施しており、3名の陽性が確認されております。

<255例目>○10代、男性、四日市市、小学生○症状・経過 8月10日 市内医療機関にて、検体採取。8月11日 PCR検査の結果、陽性と判明。8月12日現在、県内医療機関に入院。症状なし。○行動歴7月26日~7月31日 登校・下校後学童保育所を利用。7月27日 家族4人で外食(市内)。8月1日 友人宅を訪問(市内)。8月2日 自宅で過ごす。8月3日~8月7日 学童保育所を利用。8月8日~8月10日 自宅で過ごす。※日常的にマスクを着用。○現時点で特定されている濃厚接触者は、患者の家族3名(市内)です。なお、すでにPCR検査は実施しており、3名の陽性が確認されております。○学童保育所については、8月12日は臨時休所となっています。13日から16日は夏季休所。

<256例目>○10代、女性、四日市市、大学生(県外)○症状・経過8月 1日 発熱(38.5℃)、頭痛、関節筋肉痛出現。市内医療機関Aを受診。8月 2日 解熱、症状消失。8月 7日 下痢出現。8月 8日 味覚・嗅覚障害出現。 8月 9日 下痢改善。8月10日 市内医療機関Bにて、検体採取。8月11日 PCR検査の結果、陽性と判明。8月12日現在、県内医療機関に入院。味覚・嗅覚障害あるが改善傾向。○行動歴7月18日~7月19日 自宅で過ごす。7月20日 自宅でオンライン授業。7月21日~7月24日 通学。7月25日~7月26日 自宅。7月27日 自宅でオンライン授業。家族4人で外食。(市内)7月28日~7月31日 通学。8月 1日~2日 医療機関受診以外は外出なし。8月 3日 自宅でオンライン授業。8月 4日~8月 7日 通学。8月 8日~8月 9日 自宅で過ごす。※日常的にマスクを着用。※通学は、公共交通機関を利用。○現時点で特定されている濃厚接触者は、患者の家族3名(市内)です。なお、すでにPCR検査は実施しており、3名の陽性が確認されております。また、大学関係者については、管轄保健所にて現在調査を進めています。

<257例目○60代、男性、桑名市、無職○症状・経過8月 9日 下痢、嘔吐、食欲減退10 日 医療機関Aにて検体採取11 日 検査の結果、陽性判明11 日 県内の医療機関に入院、現在の症状なし○行動歴等・濃厚接触者との接触状況 8月1日に海外から帰国し、羽田空港検疫で同居家族が陽性・行動歴 羽田空港から自家用車で自宅へ帰宅した以降は、外出なし・公共交通機関の利用 なし・マスクの着用 なし○8月12日時点、濃厚接触者 同居家族4名

<258例目>○30代、男性、桑名市、会社員(県外)○症状・経過8月 9日 発熱(38.9度)、頭痛11 日 医療機関Aにて検体採取、検査の結果、陽性判明。 県内の医療機関に入院。現在の症状は、 軽症~中等症(発熱、頭痛)○行動歴・県外訪問歴 出勤(~8月4日)・名古屋市への買い物、食事(8月7日~9日)・県外の方との接触歴 県外で確認された陽性患者と同じ会社で勤務・公共交通機関の利用 なし・マスクの着用 あり○8月12日時点、濃厚接触者 同居家族1名、職場同僚等は調査中

<259例目>○50代、男性、鈴鹿市、会社員○症状・経過7月 31 日 咳、朝方発熱(夕方に解熱)8月 10 日 症状継続、医療機関Aにて検体採取8月11 日 検査の結果、陽性判明、県内の医療機関に入院<現在の症状> 軽症~中等症(咳、朝方発熱(夕方に解熱))○行動歴等・陽性患者との接触状況 244例目の同居家族・行動歴 出勤(7月31日、8月3日、5日)・公共交通機関の利用 なし・マスクの着用 あり○8月12日時点、濃厚接触者と接触者は調査中です。

<260例目>○20代、男性、鈴鹿市、無職○症状・経過8月 7日 咽頭痛8日 咽頭痛消失、発熱10 日 解熱、倦怠感、医療機関Aにて検体採取11 日 検査の結果、陽性判明12 日 県内の医療機関に入院<現在の症状> 軽症~中等症(倦怠感)○行動歴等・陽性患者との接触状況 244例目の同居家族・行動歴 なし・公共交通機関の利用 なし・マスクの着用 あり○8月12日時点、濃厚接触者 なし、接触者 なし

<261例目>○20代、女性、鈴鹿市、アルバイト従業員○症状・経過8月 1日 頭痛3日 症状軽快5日 頭痛10 日 医療機関Aにて検体採取11 日 検査の結果、陽性判明、県内の医療機関に入院<現在の症状> 軽症~中等症(頭痛、鼻づまり)○行動歴等・陽性患者との接触状況 勤務後、244例目と食事・行動歴 出勤(7月31日、8月3日~5日、7日)・親族と県内の飲食店を利用(8月1日、7日)・公共交通機関の利用 なし・マスクの着用 あり○8月12日時点、濃厚接触者 同居家族5名、別居親族7名、接触者 職場関係2名

<262例目>○60代、女性、津市、医療従事者○症状・経過8月 6日 184例目の濃厚接触者として医療機関Aにて検体採取7日 検査の結果、陰性確認9日 発熱(37.5度)、咳症状10 日 医療機関Aにて検体採取11 日 検査の結果、陽性判明県内の医療機関に入院<現在の症状> 症状なし○行動歴等・陽性患者との接触状況 184例目と同じ医療機関に勤務・行動歴 8月7日・8日 職場にて電話対応・公共交通機関の利用 なし・マスクの着用 あり○8月12日時点、濃厚接触者 家族1名、接触者 調査中○調査状況8月5日に陽性が確認された184例目に端を発し、同一施設内で4名(222~224、262例目)の陽性者が確認されています。陽性が判明している5名の発症日及び感染可能期間の行動歴を確認したところ、初発例の感染可能期間に勤務していない者からも検査陽性が確認されていることから、職場内でのスタッフ間で二次的に感染の可能性も考えられます。

<263例目>○20代、女性、四日市市、会社員(県外)○症状・経過8月 4日 下痢出現。8月 5日 発熱(37.1℃)、下痢継続。8月 6日 発熱(37℃)、下痢継続。8月 7日 解熱、咽頭痛出現、下痢継続。8月 8日 発熱(37.2℃)、下痢消失、咽頭痛継続。8月 9日 発熱(39.2℃)、咳・頭痛・全身倦怠感・関節筋肉痛出現、咽頭痛継続。8月10日 発熱(38.7℃)、味覚障害出現、咳・咽頭痛・頭痛・全身倦怠感。関節筋肉痛継続。8月11日 発熱(38.2℃)、鼻汁・鼻閉出現、頭痛・関節筋肉痛消失。咳・咽頭痛・全身倦怠感、味覚障害継続。市外医療機関を受診し、検体採取。8月12日 発熱(37.8℃)、咳・鼻汁・鼻閉・咽頭痛・全身倦怠感・味覚障害継続。PCR検査の結果、陽性と判明。県内医療機関へ入院。8月13日現在、症状は、咳・鼻汁・鼻閉・咽頭痛・味覚障害が継続○行動歴7月21日 市内医療機関を受診(定期通院)。7月22日 出勤。7月23日 自宅。7月24日 出勤。7月25日 自宅。7月26日 出勤。7月27日~7月28日 在宅勤務。7月29日 買い物(市内)。7月30日~7月31日 在宅勤務、買い物(市内)。8月1日~8月2日 在宅勤務。8月3日 買い物・飲食(市内)。8月4日 在宅勤務。8月5日 買い物(市内)。8月6日 在宅勤務。8月7日 市外図書館を利用。8月8日~10日 在宅勤務。8月12日 自宅。※日常的にマスクを着用。※通勤は公共交通機関を利用。○現時点で特定されている濃厚接触者は、患者の家族2名(市内)です。

<264例目>○40代、男性、桑名市、会社員(県外)○症状・経過8月10日 発熱(38℃台)11日 発熱(37.8℃)、咳症状、頭痛。医療機関Aにて検体採取12日 検査の結果、陽性判明。県内の医療機関に入院<現在の症状> なし○行動歴等・県外訪問歴 勤務先が県外・県外の方との接触歴 勤務先等での接触を中心に調査中・行動歴 8月7日 最終出勤。家族と三重県内観光、飲食店利用(8月9日)・公共交通機関の利用 通勤で利用・マスクの着用 あり○接触者調査(8月12日時点)・濃厚接触者 同居家族4名

<265例目>○40代、男性、桑名市、無職○症状・経過8月11日 医療機関Aで検体採取12日 検査の結果、陽性判明、県内の医療機関に入院<現在の症状> なし○行動歴等・濃厚接触者との接触状況 8月1日に257例目と海外から一緒に帰国。・行動歴 羽田空港から自家用車で自宅に帰宅した以降は、外出なし・公共交通機関の利用 なし・マスクの着用 外出しておらず、自宅での着用はなし○接触者調査・濃厚接触者 なし・接触者 なし

<266例目>○40代、男性、鈴鹿市、アルバイト従業員○症状・経過8月 8日 発熱、全身倦怠感10 日 症状継続のため、医療機関Aを受診。医療機関Bを紹介受診、検体採取12 日 検査の結果、陽性判明。県内の医療機関に入院<現在の症状> 軽症~中等症(発熱、倦怠感)○行動歴等・県外訪問歴 名古屋市を訪問(8月2日)・県外の方との接触歴 上記訪問歴を中心に調査中・行動歴 出勤(8月8日、9日)・公共交通機関の利用 なし・マスクの着用 あり○接触者調査(8月13日時点)・濃厚接触者 同居家族1名・接触者

三重大学におけるクラスターについて、①個々の生活活動の中で接触した方、②校内での授業(演習)、③部活動の3つのカテゴリーに分けて調査し、13日発表分までで、すべてのカテゴリーについて三重県内の検査は終了(合計217件)しましたが、健康観察を継続します。その上で、現時点で県外におみえで県外に検査依頼をしているもの(2件)の結果を踏まえ、今回のクラスターの分析・まとめを行い、これからの対策につなげていきます。<8月13日公表時点>○陽性確認者 24名(前日からの増加はありません)○接触者調査①個々の生活活動の中で接触した方 対象94名(検査済92名、県外の保健所依頼分2名)②校内での授業(演習) 対象71名(検査済71名)③部活動 対象40名(検査済40名)

コロナ対策で最優先として取り組んできていることのひとつが、医療提供体制、すなわち病床の確保です。三重県は、12日時点で126名の入院がありますが、358床確保し、その運用を調整しています。また、病床の負荷を減らす意味ためにも、軽症者や無症状者の方が療養するホテルを100室以前から確保していましたが、13日から受入開始を可能としました。看護師や事務職員が常駐し、各室に風呂とトイレを備えています。この間、近隣住民の皆様向けの説明会を複数回開催し、ご理解いただき、加えて、関与する職員には、自衛隊による防護服着脱訓練などを行いました。なお、この療養施設の所在地については、住民の皆様や関係機関の皆様の風評被害などへのご懸念があることから、非公表させていただいています。ご理解いただければ幸いです。いずれにしましても、病床確保ができてあえないと、PCR検査も徹底できませんし、他の医療への支障が出ます。また、病床がひっ迫してきたら経済活動もとめないといけなくなります。したがいまして、これからも最優先として取り組んでまいります

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