三重県知事鈴木英敬による新型コロナウイルス感染症最新情報8月27日

2020 8/27

26日発表の感染事例は354例目の1件で、339例目(20代、男性、東員町、福祉関係従事者)の濃厚接触者で、バーベキューで感染したと考えられます。参加者23名を検査したところ、既に発表済みの7名が陽性(残りの16名は陰性)となり、家庭内感染を除くと5名の方がバーベキューで感染したと見られることから、結果としてクラスターであると考えています。すでに保健所等で調査や検査など対応を取っており、今後大きな感染につながる可能性は低いと考えていますが、濃厚接触者の健康観察が終了するまでしっかりと対応していきます。

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三重県|感染症:新型コロナウイルス感染症の発生状況(令和2年8月)
三重県|感染症:新型コロナウイルス感染症の発生状況(令和2年8月)三重県内の新型コロナウイルス感染症の発生状況(令和2年8月)をまとめたものです。
<353例目>○20代、男性、桑名市、会社員○症状・経過8月18日~19日  味覚障害、嗅覚障害24日  濃厚接触者として検体を採取25日  検査の結果、陽性判明、県内の医療機関に入院<現在の症状>症状なし○行動歴等・陽性患者との接触状況  県内でバーベキュー(8月13日)・行動歴  なし・公共交通機関の利用  なし・マスクの着用     あり○接触者調査(8月26日時点)・濃厚接触者 なし・接触者   なし

25日から接触確認システム「安心みえるLINE」の運用をスタートしました。県では、新型コロナに関する情報発信、そして県民の皆さんご自身の健康フォローアップのためのツールとして、三重県LINE公式アカウント「三重県-新型コロナ対策パーソナルサポート」を開設しており、現在95,000人以上の方に友だち登録していただいています。今回スタートする「安心みえるLINE」は、県のLINE公式アカウントを活用したシステムで、店舗・施設やイベント等において、密になる状態や至近距離で会食・会話する状態があり、不特定の接触者が想定される場合などにメッセージを送信し、その場所からの感染拡大を防ぐことを目的としたものです。利用方法としては、まず、店舗等を営業する方に、県のホームページ上の申請フォームに必要事項を入力して申請していただき、オンラインで取得したチラシを店舗等の入口やテーブルなどに掲示していただきます。チラシには専用のQRコードが入っており、これを施設等の利用者の方がスマホで読み取っていただくことで、読み取り日時や施設情報が県公式LINEアカウントに登録されます。QRコードを読み取った方が、県公式LINEアカウントと友だち登録しておくことで、その施設等の利用者で感染が判明し、その場所で不特定の方への感染拡大の可能性がある場合に、三重県から感染拡大防止のためのメッセージを送信します。県外にお住いの方でも三重県の公式LINEアカウントを友だち登録することでご利用いただけます。また、他都道府県がLINEを活用した同様のシステムを導入している場合は、その自治体の公式LINEアカウントと友だち登録してQRコードを読み取るなど、「安心みえるLINE」とほぼ同様の操作で利用できます。なお、登録いただいた方のお名前、住所、電話番号等の個人情報を県や施設が記録することはありません。厚生労働省からも接触確認アプリ「COCOA」がリリースされていますが、「COCOA」はスマートフォンの位置で判定し、一定の時間・一定の距離にいた場合に接触者としてカウントしますので、例えば、電車でたまたま隣に乗り合わせた知らない人物や、道端で立ち話をした人物なども検出できるという特徴があります。一方で、「安心みえるLINE」はQRコードを読み取った場所ごとに来場者を把握するものであり、ある場所で感染拡大の恐れが高い場合に、接触の度合いに関わらず、同じ時間帯に同じ場所にいた方にメッセージを送ることが可能です。「安心みえるLINE」と「COCOA」を組み合わせることで、より感染拡大防止の効果が期待できますので、県民の皆様には両方を積極的に活用していただきたいと思います。

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