31日発表の369~380例目についてです。369例目の方は友人と名古屋市内の飲食店での食事歴があります。370~380例目の11人の方々は368例目(50代、男性、鈴鹿市)の方が勤務する特別養護老人ホーム 伊勢マリンホームの入所者の方で、県内5事例目のクラスターとして、施設から積極的な調査のご協力も得ながら、接触者調査や検査を迅速に進めているところです。31日時点の検査状況は以下のとおりです。(施設職員)対象78人、検査済39人(うち陽性1件)(入所者)対象89人、検査済53人(うち陽性11件)なお、陽性が確認された方のうち、現時点で重症の方はいらっしゃいません。高齢かつ基礎疾患をお持ちの方も多いので、しっかり対応してまいります。個別事例の詳細は下記からご確認いただけます。https://www.pref.mie.lg.jp/YAKUMUS/HP/m0068000066_00012.htm
<369例目>○50代、男性、四日市市、会社経営○症状・経過8月25日 倦怠感出現。8月26日 発熱(38℃台)、倦怠感継続のため県内医療機関Aを受診。8月27日 解熱するが、倦怠感継続。8月28日 味覚障害出現。再度、県内医療機関Aを受診。8月29日 県内医療機関Bを受診し、検体採取。8月30日 PCR検査の結果、陽性と判明。<8月31日現在、症状は味覚障害継続、嗅覚障害出現。県内医療機関入院調整中。>○行動歴8月22日 友人(市外)と名古屋市内の飲食店で食事。8月23日 出勤。8月24日~29日 医療機関受診以外は自宅で過ごす。※日常的にマスクを着用。※外出時は自家用車を利用。○現時点で特定されている濃厚接触者は、友人(市外)2人、会社関係者及びその家族(市外)5人です。その他接触者については、現在調査中です。
<370~380例目>370~380例目の11人は60代~90代で、いずれも鈴鹿市の無職の方々です。症状経過について、もともと持病をお持ちの方が多く、症状が新型コロナの症状か持病に伴うものかの判別が難しいことから、ここでは記載を省略しますが、現時点で重症者の方はいらっしゃいません。行動歴について、老人介護施設に入所していることから感染拡大のおそれのある行動歴はありません。
31日、県民や事業者の皆様のご協力によりまして、25日や29日には発表事例がゼロとなるなど感染者数が漸減傾向にあることなどをふまえ、8月3日に発出した県独自の「緊急警戒宣言」を解除させていただきました。一方で、県内でも社会福祉施設においてクラスターの発生が確認されるなど予断を許さない状況にあり、警戒を続ける必要があることから、特措法24条第9項に基づく協力要請を一部継続するとともに追加させていただきました。あらためて、県民の皆様におかれましては、猛暑の中、適切にマスクを着用するなどの対策、事業者の皆様におかれましては席数を減らすなどの工夫による営業、在宅勤務を活用した接触機会の低減など、お一人おひとりが、ご自身にできる感染防止対策を徹底し、この暑い夏をともに乗り越えていただいたことの賜物であると感謝しています。そして何よりも、感染症対策の最前線でご尽力いただいている医療関係者の方々には、心の底から敬意を表するとともに、深く感謝いたします。県としましても、感染者の増加傾向を的確にとらえ、病床数、宿泊療養施設の確保を着実に進めるとともに、地域外来・検査センター、いわゆるPCR外来の設置を進めるなど、検査体制も拡充させています。また、引き続き市町とも情報共有を進め、感染防止対策に連携して取り組むとともに、愛知県、岐阜県、大阪府、滋賀県、奈良県など近隣府県とも、感染状況、感染防止対策について積極的に情報共有を進めていきます。(特措法に基づく協力の要請)・県民の皆様におかれましては、県外における繁華街など感染者が多数発生しているエリアにおいて、感染防止対策が不十分な飲食店、クラブ、カラオケ等の利用は自粛してください。・事業者の皆様におかれましては、全国でこれまでにクラスターが発生している接触を伴う飲食店、クラブ、カラオケ等はガイドライン等に基づき感染防止対策の徹底をお願いいたします。・医療機関や社会福祉施設、高等教育機関の皆様におかれましては、県内でもクラスターが発生していることから、これまで以上の感染防止対策の徹底をお願いいたします。(県外への移動について)・感染者が多数発生している都道府県(※)への移動については、その必要性や移動先について今一度立ち止まって慎重に検討をお願いします。なお、感染者が多数発生とは、国が示す人口10万人あたりの患者数2.5人を目安と考えており、下記県ホームページからも地図で分かりやすく御覧いただけます。https://www.pref.mie.lg.jp/covid19.shtm(直近の感染状況をふまえたお願い)・40代以上の方の感染も増加していることから、若い世代の方に限らず、すべての世代で感染防止対策を今一度徹底してください。・食事や宿泊の際は大人数を避ける、会食の際は向かい合って座ることを避け短時間にするなど、長時間、近距離で会話を行う環境をさけてください。・県外の企業との取引が多い事業所や不特定多数の方の訪問が多い事業所においては、従業員の健康管理や事業所内の感染防止対策を徹底してください。(偏見や差別の根絶)戦うべき相手は「ウイルス」であり、「人間」ではありません。皆さまの隣人を差別、誹謗中傷してもウイルスは無くなりません。県民の皆様におかれましては、個人や企業への偏見や差別につながる行為、人権侵害、誹謗中傷等は絶対に行わないでください。新たな「三重県指針ver.4」の期限は9月30日としています。詳細は下記をご覧ください。https://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000908225.pdf