3日、これまで県内でのクラスターは、四日市の企業における1件だけでしたが、今回、現時点で10名で、既に県内で最大となるクラスターが三重大学で発生したことを発表しました。122例目の濃厚接触者として検査したところ、136~144例目として感染が確認されたものですが、発症日がほぼ近いことから、感染経路については、別ルートの可能性も視野に入れ、速やかかつ慎重に調査を進めています。接触者が相当数に上る可能性もあるため、速やかに津保健所に対策本部を設置し、県からクラスター対策班を、大学からリエゾンを派遣いただくとともに、国にもクラスター班の支援を要請したところです。強い危機感を持って、早期に終息させるよう、関係機関が連携して感染経路の特定の接触者調査を進めていきます。なお、若い世代の方々が感染者となっており、SNSを活用されてる方も多いと思いますが、それらでのデマ拡散や誹謗中傷などは、絶対に行わないで下さい。症状・経過は以下のとおりです。また行動歴は一番下に9つの事例をまとめて記載しています。
<136例目>○10代、女性、津市在住、学生○症状・経過7月29日(水)発熱(37.1℃)8月 1日(土)発熱継続(38.9℃)、咽頭痛、頭痛、全身倦怠感 2日(日)発熱継続(38℃台)、頭痛、全身倦怠感、医療機関Aで検体採取。検査の結果、陽性判明 3日(月)県内の医療機関に入院調整中※現在の症状はなし。
<137例目>○10代、女性、津市在住、学生○症状・経過8月1日(土)発熱(37.0℃)、頭痛、腹痛 2日(日)頭痛、嘔気・嘔吐。医療機関Aで検体採取。検査の結果、陽性判明。 3日(月)県内の医療機関に入院調整中。※現在の症状はなし。
<138例目>○20代、男性、津市、学生○症状・経過7月27日(月)咳 29日(水)発熱(38.0℃)、咳 30日(木)症状軽快8月 2日(日)医療機関Aで検体採取。検査の結果、陽性判明 3日(月)県内の医療機関に入院調整中※現在の症状はなし<139例目>○20代、男性、津市、学生○症状・経過7月31日(金)発熱(38.0℃)、倦怠感、筋肉痛8月 1日(土)解熱、倦怠感及び筋肉痛継続 2日(日)医療機関Aで検体採取。検査の結果、陽性判明 3日(月)県内の医療機関に入院調整中。※現在の症状はなし
<140例目>○20代、男性、津市、学生○症状・経過7月31日(金)発熱(37.2℃)8月 1日(土)夜間 発熱(37.7℃)、味覚障害 2日(日)発熱(37.4℃)、味覚障害。医療機関Aで検体採取 検査の結果、陽性判明。 3日(月)県内の医療機関に入院調整中。※現在の症状はなし
<141例目>○20代、女性、津市在住、学生○症状・経過7月29日(水)全身倦怠感 30日(木)夜に発熱(37.0℃)、全身倦怠感8月 1日(土)咽頭痛 2日(日)発熱(37.4℃)、頭痛。医療機関Aで検体採取 検査の結果、陽性判明 3日(月)県内の医療機関に入院調整中※現在の症状はなし
<142例目>○20代、男性、津市在住、学生○症状・経過7月30日(木)発熱(37.0℃)、咳、頭痛8月 2日(日)咳、頭痛、味覚障害。医療機関Aで検体採取、検査の結果、陽性判明。 3日(月)県内の医療機関に入院調整中※現在の症状はなし
<143例目>○20代、男性、津市在住、学生○症状・経過7月31日(金)発熱(37.1℃)8月 1日(土)頭痛、味覚障害 2日(日)医療機関Aで検体採取。検査の結果、陽性判明 3日(月)県内の医療機関に入院調整中※現在の症状はなし
<144例目>○20代、男性、津市在住、学生○症状・経過7月30日(木)夜間に発熱(39.0℃)、咽頭痛、頭痛、下痢、筋肉痛8月 1日(土)症状軽快 2日(日)医療機関Aで検体採取。検査の結果、陽性判明 3日(月)県内の医療機関に入院調整中※現在の症状はなし
<136~144例目の行動歴> 7月23日(木)~24日(金) 136例目から143例目の8名及びその他友人5名で県外(和歌山県)を訪問 26日(日) 122例目、142例目、143例目が144例目の自宅を訪問 29日(水) 122例目、136例目、137例目、139例目、140例目で、三重県内でゴルフ 122例目、138例目、139例目、140例目で三重県内の飲食店を利用 30日(木) 141例目が122例目の自宅を訪問※日頃からマスクを着用しています。<接触者調査>津保健所に設置した対策本部において、保健所に加え、県クラスター班、三重大学リエゾン及び協力要請した国のクラスター班が連携して調査を行ってまいります。
3日、県独自の「緊急警戒宣言」を発出しました。県内で1日あたり患者数が4日連続で最多を更新するとともに、現時点でも最も大きいクラスターが三重大学で発生しました。厚労省が社会へ要請を行う目安として示している1週間あたりの人口10万人あたり患者数が2.5人を週末に超えるなど、大変厳しい状況にあります。今まさに、持ち込まない、広げない、これ以上の感染拡大を「オール三重」で防止するための正念場です。県としての具体的対策も下記のとおりですが、県民の皆様におかれましては、強め警戒感と、決して他人事ではないとの意識も改めてお持ちいただき、ご協力をよろしくお願い致します。(三重県が実施する緊急対策)まず検査体制の大幅拡充と、医療提供体制のさらなる充実を図ります。まず、検査体制については、具体的には、検査件数を1日最大640件に向けて、検査機器の追加配備や抗原検査機器を導入するとともに、現在5箇所ある地域のPCR外来を更に5箇所増設します。病床については、感染拡大期の対応としてすでに209床の受入体制を整備していますが、まん延期の対応として358床の受入に向け、医療機関等へ協力依頼を開始しました。併せて、軽症者向けの宿泊療養施設についても約100室の確保に目途が立っていますが、その運用開始に向けて最終的な準備を行い、8月中旬までに運用開始します。次に、飲食店等における感染防止対策の徹底を一層図ります。バー、キャバレー、カラオケ等の飲食店関係約6,500店舗に感染防止対策の徹底や「見える化」を図るよう依頼します。そのうえで、感染防止対策を実施していない店舗において、感染者が発生した場合は、現地指導や感染症法に基づく店舗名の公表についても検討します。(県民の皆様へ)・繁華街など感染者が急増しているエリアにおける、「三つの『密』」となる環境が非常に多く、感染防止対策が不十分な飲食店、クラブ、カラオケなどの利用自粛はもちろんのこと、県外のそうしたエリアとの不要不急の往来の自粛をお願いします。(特措法に基づく協力要請)・感染者が急増している地域にお勤めの方について、勤務後の繁華街訪問の自粛をお願いします。(特措法に基づく協力要請)・県内の繁華街における感染防止対策が不十分な県内の飲食店、クラブ、カラオケ等の利用を控えてください。・大学生をはじめ、若い世代の皆様は、大切なご家族やご友人に知らないうちに感染を広げてしまわないよう、繁華街など感染者が急増しているエリアへの移動は避ける、また、酒類を伴う飲食時の近接距離での長時間の会話には特に注意する等、日常生活における慎重な行動と感染防止対策の徹底をお願いします。・体調がすぐれない場合は、外出を控えてください。・高齢者や基礎疾患をお持ちの方については、移動の際には感染防止対策を徹底のうえ、慎重に行動をお願いします。(県外にお住まいの皆様へ)・帰省等をご検討されている感染者が急増しているエリアにお住いやお勤めの方は、今その必要があるか、一度立ち止まって考えていただき、体調がすぐれない場合は三重県への移動を避けてください。(県内事業者の皆様へ)・感染拡大予防ガイドライン等を実践するとともに、改めて従業員への周知徹底や、感染防止対策を講じている旨をホームページ上に公開、店舗内に掲示することで周知するなどの感染防止対策の徹底をお願いします。・休日の間に発熱等があった場合も含め、感染が疑われる症状がある場合は休暇とするなど、従業員の体調への配慮をお願いします。・全国でこれまでクラスターが発生しているような施設(接待を伴う飲食店、クラブ、カラオケ等)においては、業種ごとの感染拡大予防ガイドライン等に基づき、感染防止対策を徹底してください。(特措法に基づく協力要請)(高等教育機関の皆様へ) ・県内の大学においても複数名の感染が確認されていることから、これまで以上に感染防止対策の徹底、学生への注意喚起を実施してください。(特措法に基づく協力要請)上記の県民の皆様への協力依頼は、お盆期間の終わる8月16日までとさせていただきます。なお、詳細は、動画、資料、テキストが下記リンクにありますのでご覧ください。https://www.pref.mie.lg.jp/MOVIE/l1000200176.htm