3月2日、医療関係者や専門家の皆様にご参加いただき、新型コロナ対策協議会を開催。医療提供体制やワクチン接種の議論に加えて、今回、コロナに感染された方の感染後の症状や不安に感じたこと等を把握し、今後の対策や啓発につなげるために実施したアンケート調査結果について報告しました。昨年12月28日以降に退院又は療養解除となった307名を対象に、提出期限の2月19日までに回答をいただいた196名(回答率63.8%)の方々のデータを集計しました。○入院中に症状があった方は84%。入院中の症状で最も多かったのが、発熱69%、次いで、咳、嗅覚障害、倦怠感、味覚障害など。○退院後にも症状がある方は39%。30代で最も割合が高く67%。次に50代。○退院後も継続した症状で最も多かったのが、嗅覚障害43%、次いで、咳26%、倦怠感25%、味覚障害24%、関節痛12%、咽頭痛8%、息苦しさ8%など。○回答者のうち、もともと基礎疾患のあった方は22%であった一方、退院後も何らかの症状が継続した人のうち45%が基礎疾患を持つ方。○退院後も症状が何らかの継続した期間は、2週間が最多で29%、次いで現在も継続中が28%。○感染して不安に感じたことは、体調が66%で最多、次いで、家族等の生活59%、差別・偏見に関すること57%など。○感染を経験して、今後必要な支援としては、「正しい情報提供」が24%で最多、次いで、差別・偏見への対策19%、検査体制の拡充18%など。他方、医療従事者の方々に対する感謝の声も自由記載でたくさんありました。このような感染された方へのフォローアップを行っている県は珍しいですが、上記のアンケート結果を踏まえ、感染予防の啓発や、情報提供、差別・偏見を起こさない社会づくり、相談体制整備など、きめ細かにしっかり取り組んでまいりたいと思います。
鈴木英敬知事からの新型コロナウイルス感染症情報又は三重情報3月3日
2021
3/03