三重県知事鈴木英敬による新型コロナウイルス感染症最新情報5月27日

2020 5/27

4月7日の7都府県への発令から始まった国内史上初の緊急事態宣言が、約50日ぶりにようやく全て解除されました。
県内では、新規感染者発生が32日間連続0件が続き、入院は3名で病床175床に対する使用率は1.7%にとどまるなど、落ち着いた状況となっています。改めて、県民の皆様や事業者の皆様、ご来訪を控えていただいた県外の皆様、そして何より、社会基盤をお支え頂いている医療、介護、保育関係等の皆様、市町や関係団体の皆様に、心から感謝を申し上げます。
一方で、県内では1名の方がお亡くなりになるなど、全国で多くの尊い命が失われました。心からお悔やみ申し上げますとともに、入院中の方をはじめ感染された方にお見舞い申し上げます。
全国での緊急事態宣言解除という節目を迎えましたが、これからもコロナウイルスと共存していかざるを得ない状況が続きます。
そこで県は、26日朝、「三重県指針Ver2」を公表しました。
この指針は、「新しい生活様式」の定着をめざし、地道で息の長い取組の実践をお願いするもので、終期はあえて設定していません。
第二派、第三派の発生を可能な限り抑え、万が一発生したとしても最小限の規模にまで抑え込む、”命と経済”が両立したまったく新しい三重の未来を、県民の皆様とともに「オール三重」で作り上げていく、まさに「みえモデル」の実践を続けてまいりますので、引き続き、お力添えをいただきますようお願いします。
「三重県指針」のポイントは以下の通りで、詳細は下記URLをご参照ください。
https://www.pref.mie.lg.jp/covid19.shtm…

(移動について)
5月31日までは、県境をまたぐ不要不急の移動は引き続きお控えいただくようお願いいたします。なお、特定警戒都道府県として最後まで残っていた5都道県(北海道、千葉、埼玉、東京、神奈川)については、6月18日までは、不要不急の移動はお控えください。県外にお住まいの皆様の三重県への移動についても同様の考え方でお願いします。6月19日以降は特に制限はいたしませんが、全ての外出において、『新しい生活様式』を心掛けた行動をお願いいたします。
県内も、5月末までは、「三つの『密』」のある場所などへの移動はお控えください。

(イベント、特に地域の祭りなどについて)
イベントの開催については、屋内か屋外か、あるは開催期間がいつかによって、参加人数や会場の定員に対する収容率の基準を示しています。いずれの場合も開催する場合は、適切な感染防止対策の徹底が大前提となりますので、ご確認ください。
これから祭りが予定されている地域も多いと思います。地域の盆踊りなど、人の移動が見込まれず、参加者がおおよそ把握できるものについては、適切な感染防止対策を講じたうえで開催可能とします。(ただし、6月18日までは人数や収容率などについて制限あり。)一方、全国から参加が見込まれ、参加者や見物人の移動を伴う行事など、参加者の把握が困難なものについては、大変申し訳ありませんが、中止の検討をお願いいたします。
また、密閉された空間において大声での発声や、歌唱や声援、近接した距離での会話等が想定されるようなイベントについては、人数や収容率などにかかわらず、開催についてはより慎重に検討いただきますよう、お願いします。

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