三重県知事鈴木英敬による新型コロナウイルス感染症最新情報7月4日

2020 7/04

3日の記者会見で、東京都などにおいて、新型コロナウイルス感染症が急速に拡大している現状を踏まえて、県民の皆様に移動に関する注意喚起を行わせていただきました。三重県においては、皆様のご協力により、4月25日以降は新規感染者が確認されておりませんが、2日も国内で194人の新規感染者が確認されるなど、引き続き注意を要する状況であり、気を緩めることなく感染防止対策を徹底していく必要があります。中でも、東京を中心とする首都圏においては、2日、東京都で107人と2か月ぶりに100名を超える新規感染者が確認されるとともに、神奈川県で13人、埼玉県で19人の感染者が新たに確認されるなど、直近の感染者数は大幅な増加傾向にあります。東京都の2日の新規感染者数(107人)や3日の新規感染者数(124人)は、緊急事態宣言が発令されていた期間中(4月7日~5月25日)における東京都の一日の新規感染者数の平均値である82.2人や、緊急事態宣言が発令された4月7日の直前1週間(3月31日~4月6日)の東京都の一日の平均患者数97人を大きく上回る水準であり、感染経路不明者の割合が約半数を占めるなど予断を許さない状況が続いています。また、三重県の近隣においても、東京、神奈川に訪問歴のある方の陽性が確認され、その後ご家族への感染が判明した事例が確認されているところです。移動自粛の緩和、経済活動の再開により全国的に人の往来が増えていますが、県民の皆様におかれましては、移動先の地域の感染状況等の情報に十分にご留意ください。東京都心部など、感染が急速に拡大している地域へ移動を予定している方については、移動先で知らないうちに感染することを防ぐため、移動の必要性や訪問先について、一度立ち止まって考えてください。そのうえで、移動の必要がある場合は、「まめに手洗い・手指消毒」、「密閉、密集、密接といった三つの『密』の回避」、「人との間隔は、できるだけ2m、最低1m空ける」といった『新しい生活様式』による感染防止対策の徹底をお願いします。特に、東京都心部における繁華街にある接待を伴う飲食店等については、感染が相次いで確認されていますので訪問を控えていただくようお願いします。また、政府において、新型コロナウイルス接触確認アプリ、略称:COCOAがリリースされ、その後不具合が報告されていましたが、昨日までに修正が行われ、本日から本格的に運用されることとなりました。COCOAは、利用者が新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性がある場合に通知を受けることができ、感染の可能性をいち早く知ることができます。このため、検査の受診など保健所のサポートを早く受けることや外出自粛など適切な行動を取ることができ、感染拡大の防止につながることが期待されています。本アプリは、利用者が増えることで感染防止の効果が高くなると言われており、一部報道では三重県のインストール率は現時点で全国で5番目に多いそうですが、たくさんの方が活用することで効果も高まりますので、県民の皆様ご自身や大切な家族、友人をまもるための対策として、COCOAを積極的にインストールし、活用いただくようお願いいたします。県民の皆さんへの呼びかけ動画は下記からご覧いただけます。https://www.pref.mie.lg.jp/MOVIE/l1000200151_00001.htm

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