10日に発表しました県内のべ47例目(60代、鈴鹿市在住、男性、無職)の方につきまして、同日中に、接触者11名を特定しますとともに、同日中にPCR検査を実施しましたところ、全員陰性でした。
11日発表の県内48例目の新型コロナの陽性が確認された方についてです。現在、行動歴の詳細を確認しており、職場には県外の方が多く出入りされている等の情報もあることから、引き続き徹底して対応してまいります。<概要>○40代、男性、明和町在住、会社員(会社は伊勢市内)○症状・経過 7月1日(水) 倦怠感出現 2日(木) 発熱(37℃台) 7日(火) 発熱(39.2℃)、 味覚嗅覚障害あり、 医療機関Aを受診。 8日(水) 医療機関Bにて検体採取。 10日(金) PCR検査で陽性を確認。 11日(土) 入院調整中、 現在の症状は頭痛○行動歴・7月6日(月)が最終出勤日。症状出現以前の県外移動はないものの、職場には県外の方も多く出入りする。・7月2日(木)に職場同僚と伊勢市内の接待を伴う飲食店等を利用しています。・その他の外出は近所への外出のみ。症状出現以降の公共交通機関の利用はありません。また、日頃からマスクを着用されていたとのこと。接触者については、現時点で、家族(配偶者、子ども2人)、職場(日頃から一緒に仕事をする7名)、念のため医療機関(7名)を特定していますが、引き続き更に行動歴の詳細を確認し、接触者の調査を積極的に行い、PCR検査を徹底します。
「みえモデル」でお示ししていましたが、軽症者等が療養していただく宿泊施設の確保について、新しい仕組みを構築しました。本県では、現在、「スポーツマンハウス鈴鹿」を宿泊療養施設として確保しているところですが、今回、感染状況に応じて速やかに確保する仕組みとして、旅行業者の株式会社JTB三重支店様にご協力いただき、施設の確保と運用整備を行う体制を整えました。仕組みの内容としては、まず、県の条件に見合う複数の宿泊施設を、旅行業者が県に提示します。次に、県はその中から宿泊療養施設の候補を選定します。県内で感染者が急増し、宿泊療養施設の運用が必要になった場合には、候補とした宿泊施設の確保を県から旅行業者に要請します。要請を受けた旅行業者が、借上げ期間中の予約客等を他の宿泊施設へ振り分けて調整を行うことで、速やかに宿泊療養施設として確保できる仕組みとなっています。県は確保された宿泊施設を軽症者等の受入のために整備し、宿泊施設が通常営業している場合であっても、要請から約2週間以内に受入れを開始できるようにします。この仕組みを活用することで、本県において約100室の受入可能な部屋数を確保する目途が立ちました。なお、候補となる宿泊施設の名称は、感染状況に応じて確保決定することや、実際に宿泊療養施設として稼働しない可能性もあることから、公表を控えることとしますが、今後、感染拡大の兆候があり、医療機関の入院状況を踏まえた上で、その運用の必要性が生じた際には、実際に使用する宿泊施設の名称を公表するとともに、施設付近の住民に向けた説明会を行います。また、「スポーツマンハウス鈴鹿」については、7月末をもって宿泊療養施設としての運用を終了とし、8月から通常営業を再開していただきます。「スポーツマンハウス鈴鹿」の関係者の皆様、鈴鹿市様、地元住民の皆様のご理解ご協力に誠に感謝申し上げます。今後は、今回報告しました仕組みを活用し、宿泊療養施設の一定数確保を維持していくことで、感染拡大時における医療体制の維持と、県民の皆様の安心につなげたいと考えています。