三重県知事鈴木英敬による新型コロナウイルス感染症最新情報5月1日

2020 5/01

台湾政府から三重県にマスク1万500枚の寄附をいただきました。
国交のない日本と台湾の事情から、超党派国会議員300名で構成する「日華議員懇談会」(会長:古屋圭司衆議院議員)を通して受け入れられ、三重県に配分されたもので、4月24日に受領し、28日に県内の感染症指定医療機関にお届けしました。県内の医療機関においてもマスクの確保が十分ではないので、大変ありがたく思っています。

私は知事に就任して以来、毎年度、海外へのトップセールスを行っていますが、台湾への訪問回数が最も多く、これまで8回訪問しています。台湾のみなさんは私の訪問を毎回温かく受け入れてくださり、日本と三重県に対する親しみがあふれています。

蔡英文(さいえいぶん)総統はTwitter上で日本語の応援メッセージを投稿されています。
「日本の皆さんへ、手を携えてこの闘いに勝ちましょう!地震も、台風も、台日の協力で乗り越えてきました。だからこそ、勝ってまた会いましょう!」(4月7日)
「マスクが少しでもCOVID-19と闘う日本の役に立てれば。共に戦えば、一人一人の和より大きな力を生み出せる!」(4月18日)

台湾でも自由にマスクが買えない状況ですが、そのような中でも、日本を含め新型コロナウイルス感染症の拡大が深刻な海外諸国に対する支援を始めています。蔡英文(さいえいぶん)総統をはじめ台湾の大切な友人のみなさまに、改めて感謝申し上げます。

なお、マスクについてはこれまでも、ご紹介しきれないほど多くの企業や団体の皆様などからご寄付をいただき、医療機関や高齢者施設、障がい者施設等に配布させていただいています。皆さま方の温かいお心遣いにも、改めまして、この場をお借りして心から感謝申し上げます。

いよいよ大型連休を迎えます。引き続き、県民の皆様にはご不便をおかけしますが、大型連休中の対策、以下の取組はじめ、更に徹底的に行いますので、ご理解ご協力を切にお願い致します。県庁の対策を協議するため、28日、対策本部の会議を開催しました。
県内では25~29日まで5日続けて新たな陽性患者は確認されていませんが、ここで対策を緩めることは絶対にできません。依然として予断を許さない厳しい状況にあります。ここで緩めては、これまでの県民の皆様にいただいたご協力が水泡に帰してしまいます。緊急事態措置期間の5月6日まで絶対に気を緩めることなく、「オール三重」で徹底的に感染防止対策に取り組み続ける必要があります。

特に、県外からの来訪を控えていただくための取組を徹底します。海岸、キャンプ場等、県外からの人が集まる場所を中心に、職員総出で、35台のパトロール車も使い、県内全域で毎日、定期的・継続的に巡回・呼びかけを行います。また、近鉄やJRと連携して、近鉄名古屋駅、大阪難波駅、JR大阪駅、京都駅、大和八木駅ほか、県内外の主要駅に、三重県への来訪自粛を呼びかけるポスターを掲示します。中日本高速道路(株)にもご協力いただき、普段は地震体験車に使っている大型車両に、三重県への来訪自粛の横断幕を貼るなど、サービスエリア等で都道府県をまたいでの不要不急の移動を控える呼びかけ等を行っていきます。海岸、港湾、漁港等の県管理の一般利用できる駐車場29か所を閉鎖します。

釣り、潮干狩り、ゴルフ、登山、キャンプなど屋外レジャーであっても、県外からの人との接触により、地域に感染が拡大することは絶対に避けたいですので、県外の方におかれましては、屋外レジャーであっても、三重県への来訪は絶対に避けていただき、今後収束してから、ゆっくりお越しください。

また、スーパーや銀行などでの「密」を避けていただきますよう、短時間、少人数、人が集まる時間帯を避けるなどのご協力もお願い申し上げます。

その他にも徹底的な対策を行ってまいりますので、県民の皆様にはご不便をおかけしますが、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

新型コロナウイルス感染症が及ぼすリスクは、まさに「蟻の一穴から」。たった一人の油断が社会全体に深刻な影響を及ぼしかねません。
県民の皆様におかれましては、この大型連休において、決して気のゆるみのないよう、感染防止対策の徹底にご協力をよろしくお願いします。

(県民の皆さんへのメッセージ)
https://www.pref.mie.lg.jp/YAKUMUS/HP/m0068000067_00017.htm

(三重県新型コロナウイルス感染症対策本部 会議資料)
https://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000887846.pdf

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