27日発表の355~360例目についてです。うち1件は再陽性が判明した事例、3件は既に陽性が確認された方との濃厚接触者調査により陽性が確認された事例で、新たに感染が確認された事例は2件です。355例目は169例目の方が退院後、居宅で静養中に症状が再燃し、再度陽性が確認された事例です。356例目の方は同居家族の中に県外の方と接触していたことから、同居家族の方についても検査を実施し、感染経路の特定と感染拡大の防止に向けて調査を進めていきます。357例目の方は大阪市から濃厚接触者の調査依頼があり、検査の結果、陽性が確認されたものです。358例目の方は身近な人で感染が確認されているエリアへの立ち入りがなかったかなどについて幅広く調査を行っていきます。359~360例目の方々は353例目(20代、女性、松阪市、看護師)の濃厚接触者です。個別事例の詳細は下記からご確認いただけます。https://www.pref.mie.lg.jp/YAKUMUS/HP/m0068000066_00012.htm
<355例目>○30代、女性、四日市市、無職○症状・経過8月20日 呼吸困難、嘔吐、頭痛出現。8月21日 嘔吐、頭痛継続。8月22日~23日 嘔吐改善、頭痛継続。8月24日 頭痛継続。嘔気、食欲減退出現。8月25日 市内医療機関を受診し、検体採取。頭痛、嘔気、食欲減退継続。8月26日 頭痛、嘔気、食欲減退継続。PCR検査の結果、陽性と判明。県内医療機関入院。<8月27日現在、症状は頭痛、嘔気軽減。食欲回復。>○行動歴:8月18日 県内医療機関を退院。以後、8月24日まで居宅で過ごす。8月25日 市内医療機関受診以外は居宅で過ごす。※日常的にマスクを着用。※医療機関への受診へは自家用車を利用。※外出は近隣への買い物のみ。
<356例目>○40代、男性、鈴鹿市、会社員○症状・経過8月22日 発熱(37.5℃)、咽頭痛、頭痛、関節筋肉痛、医療機関Aを受診 24日 解熱、関節筋肉痛、味覚障害、嗅覚障害、医療機関Aを再受診、検体採取26日 検査の結果、陽性判明、県内の医療機関に入院<現在の症状>軽症~中等症(味覚障害、嗅覚障害)○行動歴等・県外訪問歴 なし・県外の方との接触歴 なし・行動歴 出勤(8月20日~21日)・公共交通機関の利用 なし・マスクの着用 なし○接触者調査(8月27日時点)・濃厚接触者 同居家族2名・接触者 職場関係6名
<357例目>○60代、男性、鈴鹿市、会社員(県外)○症状・経過8月25日 濃厚接触者として検体を採取、発熱(37.5℃)26日 検査の結果、陽性判明、県内の医療機関に入院<現在の症状>軽症~中等症(発熱(37℃台後半))○行動歴等・陽性患者との接触状況 大阪市の陽性患者と一緒に大阪市で仕事(8月18日)・行動歴 愛知県を訪問(8月24日)・公共交通機関の利用 なし・マスクの着用 あり○接触者調査(8月27日時点)・濃厚接触者 同居家族5名・接触者 調査中
<358例目>○40代、女性、玉城町、無職○症状・経過8月22日 鼻汁 23日 症状改善 24日 鼻汁、医療機関A受診 25日 鼻汁、咽頭痛、倦怠感、食欲低下 26日 鼻汁、咽頭痛、倦怠感、食欲低下、医療機関B受診、検体採取、検査の結果、陽性判明、県内の医療機関に入院<現在の症状>軽症~中等症(鼻汁、痰)○行動歴等・県外訪問歴 なし・県外の方との接触歴 なし・行動歴 上記の医療機関受診以外は近所での買い物のみ・公共交通機関の利用 なし・マスクの着用 あり○接触者調査(8月27日時点)・濃厚接触者 同居家族1名・接触者 医療機関A職員4名
<359例目>○10歳未満、男性、松阪市、未就学児○症状・経過8月25日 濃厚接触者として検体採取 26日 検査の結果、陽性判明、県内の医療機関に入院予定<現在の症状>症状なし○行動歴等・陽性患者との接触状況 353例目の同居家族・行動歴 なし・公共交通機関の利用 なし・マスクの着用 なし○接触者調査(8月27日時点)・濃厚接触者 なし
<360例目>○10歳未満、男性、松阪市、未就学児○症状・経過8月25日 濃厚接触者として検体採取 26日 検査の結果、陽性判明、県内の医療機関に入院予定<現在の症状>症状なし○行動歴等・陽性患者との接触状況 353例目の同居家族・行動歴 なし・公共交通機関の利用 なし・マスクの着用 なし○接触者調査(8月27日時点)・濃厚接触者 なし
県民の方が県内の飲食店を利用する際に25%のプレミアムがつく国の事業「Go To Eatキャンペーン(食事券)」について、27日、江藤農林水産大臣とWEBで意見交換しました。地域バランス等を考慮し、私を含む5人の知事に声がかけられました。この事業は、食事券の販売場所や利用飲食店が県内に限られることから、消費者が県をまたぐ移動を積極的に誘発するものではなく、また参加飲食店は感染予防対策に取り組んでいることを条件とするもので、事業開始に向け準備が進められているものです。7月以降の第2波で飲食店の経営は厳しさも増し、そこに食材をおさめる生産者の皆さんも苦しい状況が続いており、打開策が急務です。意見交換の議題は、キャンペーンの開始時期と飲食店の感染防止対策の2つでした。開始時期について私からは、地方創生臨時交付金を活用した県独自の「みえ旅プレミアム旅行券」等により7月の客単価が対前年で108.3%と増加した実績を紹介しつつ、三重の特産品(伊勢えび、松阪牛、あのりふぐ、牡蠣など)は秋が旬のものが多く、飲食店のみならず生産者にとって大変重要な時期であることから、この機会に三重の特産品を追加したり、例えば国産牛の料理を松阪牛にランクアップさせるといった効果が期待できるとして、速やかな開始をお願いいたしました。江藤大臣もこの秋のタイミングが重要であるとの認識を示され、全国一律とせず、準備が整った地域から開始していきたい旨、ご説明がありました。また2つ目の議題である飲食店の感染防止対策について、県では全ての飲食店に感染防止対策の徹底とともに県独自の「取組チェックシート」の掲示を依頼したことや、県独自の補助金(上限10万円)に既に683件の申請があったこと、さらには「安心みえるLINE」システムを導入したことを紹介しつつ、国のキャンペーン実施が、飲食店が実施する感染防止対策の加速化につながる旨申し上げ、大臣も賛同されました。県では、飲食店の感染防止対策を加速化させながら、同時に飲食店や生産者の皆さんを支えるこの取組を、積極的に進めてまいります。